…だそうです。
24日、現役高校生が同性愛わいせつ画像陳列で現行犯逮捕へ (JapanGayNews(ゲイの最新ニュース)#1450)…とうとう高校生まで、しかもゲイ…って感じで受け止める一般の人が多い事件だろうと思いますね。
これまでの多くの個人携帯サイトにあてはまりそうですが、無料レンタルの携帯サイトを使って拾い画像をたくさんアップしてたんでしょうね。ただ、推測ですが、逮捕に至るからには、よほど悪質だったか、相当数の告発などもあってのことじゃないかと思われます。
先日の「ビデ倫」の逮捕をはじめ、ここのところわいせつ画像陳列で逮捕される件が増えていますよね。ただ、以前のように広域犯罪組織の資金源のような業者の逮捕例は減っているような気がします。
信じられないことに、つい先日には「ニューヨーク近代美術館」に所蔵されている
ロバート・メイプルソープのエロチックアートを含む写真集を
税関が差し止めた上に、違法性を争って、税関側が敗訴した経緯もあります。(愚…。)
今回のこの件。「大人」いわんや、税関職員でさえロバート・メイプルソープのエロチックアートとわいせつ写真の違いが解らない上に、そもそも基準がない。学校では性教育すらしないかわりに、コンビニではエロ本が買えるという???な現状はそのままで、ちょうど法定年齢の18歳だし悪質だから「はい逮捕」しかも「高校生ゲイ」というのはいかにも乱暴な、目立つ前例作りのように感じられてなりません…。
ポルノが年齢制限付きで解禁されている諸外国では、ポルノ製作業界を守る目的で拾い画像や動画の投稿公開を「ばらまき」による業務妨害として業界が告発しているようですが、今の日本で同じことをしても、ポルノ製作業界ばかりか結果的に捜査も逮捕も難しいある種の犯罪組織の資金供給源も一緒に手厚く守ることになるんですね。
そもそも法律とその運用というのは、それによって誰が最も不都合を被り、誰が最も利益を得るかは大きな問題だと思います。
「子供は見ても見せてもダメ」「大人でもタダで見るのはアンフェア」なのがポルノが年齢制限付きで解禁されている現在の諸外国だとすると、
「子供も大人も見ても見せてもダメ」「適正価格でも見せても見てもダメ」な日本ではポルノが年齢制限付きで解禁されている現在の諸外国よりも、もっと短絡的に、
「外人さんで我慢する」「素人の裏サイトを探す」か「闇の業者とは知らずに買う」という図式くらいしか成り立たないんですよね…。
はあ…、悲しい…。。( T T )
もともと日本は性に対してとても大らかな国。よく言われる「性に関わる事柄を表沙汰にしない伝統」があるのでも「キリスト教倫理を取り入れて変わった」というのでもなく、
「キリスト教が強い欧米の先進国の仲間入りしたいので、あれこれ文句を付けられないようにと、建前だけでなく中身もきちんとできるように長年、頑張って来たら、当のキリスト教が強いはずの欧米の先進国の方が、いつの間にか性に対して大らかになってしまっていた。」ということが大きいんじゃないかと思いますね。
…こんなことを切っ掛けに、ませて大人びた子供を、子供じみた大人がなんだかんだと、調子の外れた水掛け論でいじくりまわすような結果にならないように祈るばかりです…。